- CSSの勉強したい。
- MacでShiftを押しながらスクロールすると横スクロールになるということを初めて知ったw
- 風邪ひいて寝てる間『Q.E.D.』を久しぶりに読み返してた。
主に研究に関する思考とか試行とか嗜好とかの記録。
知人から使っていないMacBookを譲ってもらったというのは以前書きました。古いモデルなのでレスポンスは遅かったりしますが、メモリを8GB積んでるため色々なアプリを同時に立ちあげてももたつくことは少なく、なかなか快適に使えています。ただ、やはり1280×800という解像度だけは少し辛かったので、サブディスプレイを購入し、デュアルディスプレイで使用することにしました。
普段、研究室で使っているiMacと同じになるように、メインディスプレイにテキストエディタやオフィススイート、縦置きしたサブディスプレイにブラウザとTwitterクライアント、PDFを割り振って使っていました。これが研究用ではベストな配置だと思います。しかし、家用は家用でした。全くプログラムを書く気配が見えないのですw 最近はせいぜいKeynoteで発表用のスライドを作るくらいしか「研究用」といえる使い方をしていません。持ち歩く用は軽いレッツノートで、このMacBookを持って外出するのは月に一回の発表会の時だけ、完全に据え置き機のようになってしまいました。プログラムを書くために貰ったのにプログラムを書かないのでは本末転倒なんですが、使用用途が変わってしまったのでは仕方ありません。使い方も考える必要が出てきました。
そんなとき、クラムシェルモードにしてみてはどうかというアイディアを思いつきました(思いついたという程の事でもないですけれどw)。Appleのノートブックは、外部モニターに接続している場合、画面を閉じてもそのまま外部モニターをディスプレイとして使えるというものです。少し昔のこの機種もクラムシェルモードに対応していました。
そこで今回は、入門編としてクラムシェルモードを試してみたいと思います。内容は公式のサポートページを参考にしています。
メインとなる部分です。こいつがなくては話が始まりません。Late 2008のAluminumモデルで、CPUはCore 2 Duo 2.0GHz、HDDとメモリはそれぞれ500GB、8GBに増設してあります。OSはLionです。
メインとなるもう一つの部分です。MITSUBISHI RDT202Hの中古品で、たしか6000円くらいだったと思います。1600×1200の解像度でピボット機能ありというレアな条件を満たしてくれました。普通にWebを見るだけなら横は1200もあれば十分(1024だとちょっと足りないことが多い)なんで、Webブラウザを常に表示させておくディスプレイを作るなら縦置きしたほうがいいと思います。1920×1200や1920×1080のディスプレイの縦置きでもいいですね。もちろん普通に横置きでも大丈夫ですw
ディスプレイとMacBookの接続には、VGAケーブルとApple Mini DisplayPort − VGA アダプタを使っています。
画面を閉じたらもちろんMacBookのキーボードは使えません。なので、外付けのキーボードが必要になります。無線のがいいなーと思いつつ探していたら、ちょうどいいのを見つけました。iBUFFALO BSKBB01BKです。Bluetooth接続、JIS配列、テンキー無し、角度調整機能ありと俺の希望通りの品でした。Windows用なのでcommandキーとoptionキーが逆になっていますが、これはシステム環境設定から入れ替えられるんで大丈夫です。キーが少し小さめなのが難点ですね。
トラックパッドについても同様に閉じた状態では使えないので、何か外付けの入力デバイスが必要になります。今回は以前買ってあったSANWA MA-NANOH11BLを使いました。こいつは掴み心地がいいんですが、スリープからの復帰にクリックが必要、USBレシーバーを本体に仕舞うと出っ張るなど不便な点もあるんで、壊れたらまた別のものにしたいと思います。
クラムシェルモードで運用する場合、普段はキーボードやパームレストから排熱される熱がこもってしまうため、俺は冷却用のクーラーパッドを兼ねてSANWA TK-CLN16U2Nを使用しています。ただ、この置き方ではクラムシェルモードの本来の目的である省スペースは達成できないため、デフォルトの液晶を使わず省スペースを目的とするなら、公式のApple Storeにも売ってあるBookArcや100円ショップなどでも売っているまな板立てなどで縦置きするといいと思います。俺の場合は、動画を見ながらなにかをしたり画像を編集したりするときにはデュアルディスプレイにするのでこう置くしかないんですが。
レイアウトはこのようにしました。今まではMacBookが自分の正面に来るようにしていましたが、クラムシェルモードではMacBookの画面はおまけなので、大きなディスプレイが自分の正面に来るように配置しました。
クラムシェルモードの初期設定については正直、適当にやりましたw ケーブルでMacBookとディスプレイを接続し、ディスプレイになんらかの画面が写っていることを確認できたら、MacBookの画面を閉じる、それだけです。この辺の難しい設定が要らないのは素晴らしいですね。ここで忘れてはいけないのは、必ずMacBookのAC電源アダプタを繋いでおくことです。バッテリーモードではクラムシェルモードにはならないようです。
ディスプレイの方を基本的にメインモニタにしたい場合は、画面を閉じる前にディスプレイのシステム環境設定でメニューバーの位置を動かしておきましょう。
閉じた後のディスプレイのシステム環境設定はこんな感じになります。普通にミラーリングするだけではできなかった、最適な解像度での表示ができています。
Bluetooth接続のマウスやキーボードを使用する場合、システム環境設定のBluetoothの項目で詳細設定を選び、画像の部分にチェックを入れる必要があります。これがないとスリープ状態からの復帰ができないらしいです。USB接続なら特に設定は要らないと思います。
クラムシェルモードを試してみましたが、現在はデュアルディスプレイと半々くらいの使用度合いですね。やはり1200×1600では中途半端で、使っていると「もっと大きなディスプレイがほしいなぁ……」となってしまいます。普通の1600×1200も試してみましたが、やはりこちらも中途半端でした。2560×1440のApple LED Cinema Displayなどにも憧れますが、それだとオーバースペックだし、なによりお財布に優しくありませんw ただ、使っているのを見ると、デュアルディスプレイにする必要もないくらい大きくてアプリも割り振れて、それだとクラムシェルモードを使う意味もあると思います。
Lionになってクラムシェルモードの使い勝手はかなり良くなったようです。もしMacBook ProやAirを使っていて、ディスプレイを余らせている人がいたら、クラムシェルモードを試してみる価値はあると思います。この記事がそんな人達の手助けになれば幸いです。